試合中のサッカーの戦術

サッカーの試合は、両チームがそれぞれの戦術に従って動くことで進みます。しかし、試合展開によっては事前に準備していた戦術を試合中に変更することも珍しくありません。

たとえば、相手チームの守備が堅くゴールを決められる雰囲気がないときはフォワードの人数を増やして2トップから3トップにすることがあります。このとき、ディフェンスをしている側のチームが3バックであれば攻撃と守備の人数が対等になるためチャンスが生まれやすいのです。しかし、ディフェンス側のチームもその状況をただ見ているはずもなく、ディフェンスの人数を一人増やして4バックに変更し、数的優位を作るのです。

こういった戦術の変更は主に監督の指示によって行われますが、試合の流れによってピッチ上で選手が自己判断して行うこともあります。サッカーは常にボールが動いているためハーフタイムを除いて監督の指示をじっくりと聞ける時間が無く、選手が自ら判断して対応することも求められるのです。

もちろん監督の意図に沿わないようであれば、すぐにベンチから指示の声が飛んで修正されます。このコミュニケーションは非常に重要で、シンプルに指示を出し、その指示を聞けるように声だけでなくメッセージボードを使うこともあるのです。

試合中